Careless and Impatient (Convex Level)
急に目が覚めて
真夜中広場へ
確かに僕の名前を
誰かが後ろで叫んだ
ような気がして
足りないものは
両手いっぱいの
光によって訪れる
おおくの力によって
次第に残されて行くものの
中にある
ところどころに
絵を描きながら
次第に高い場所へ
上って行く
子供たちに手をとられ
意識を失うところまで
生まれたときに眼をつぶって
そのまま二度と眼をあけない
誰かが少し眼を開けても
誰もそれに気づかない